最初のうちこそ素人の集まりと言われていたYouTubeも、数年前からタレントや有名人がこぞって参入するようになり、にわかに世間の注目を集めるようになりました。
その結果、今まであまり興味を示してこなかった中高年層までもがYouTubeを視聴するようになり、2022年5月時点でのYouTube月間ユーザーは7000万人にも達しました。
「これだけの人が利用しているなら、自分の動画もきっと見てもらえる」
と思いたいところなのですが、実は視聴者が増えるスピード以上にチャンネル数が増え続けていて、今やYouTubeはちょっとしたレッドオーシャン状態です。
そのような中で自分のチャンネルに気づいてもらうには、良いコンテンツを作ることはもちろんなのですが、基本的な部分もしっかり押さえて行く必要があります。

小さなことからコツコツと、って言うしね
わかりやすいタイトル
日本一有名なYouTuberといえばヒカキンさんでしょう。ヒカキンさんのYouTubeチャンネル名は「Hikakin TV」です。シンプルな名前ですよね。
だったら自分もヒカキンさんにあやかって「太郎TV」にしようかな、と思ったそこのあなた!ちょっと待って下さい。
先ほど言いましたように、今のYouTubeは大小さまざま多くのチャンネルが入り乱れた状態です。YouTubeの初期の頃ならいざ知らず、このタイミングで「太郎TV」と名乗っても、その他大勢の中に埋もれてしまいます。
たとえばあなたがTikTokやTwitterなどですでに有名人なら話は別です。ですがそうでない場合はもっと具体的な名前にするべきです。
何をやっているチャンネルなのかわかるように
チャンネル名をみただけで、それが何のチャンネルなのかがわかるような名前が理想的です。

ヒカキンさんのようなマルチ系ではなく、ひとつのことにこだわった特化型のチャンネルがこれからはオススメです。
たとえば「花・ガーデニング」がテーマのチャンネルなら「ガーデニング日記」「フラワーガーデン」「ボタニカル日和」「木漏れ日ガーデン」などなど(←センスなさすぎてごめん。あくまで例として見て下さい)。
ただこれでは一般的すぎるのでもう一工夫。
検索にひっかかるよう個性的なものを
たとえば誰かがわん子のツイッターを見て
「わん子さんユーチューブやってるのか。『ガーデニング日記』ね。検索してみよっと」
となったとき。
あまりに一般的な名前だと検索にうまくひっかからないことがあります。
全然違う誰かさんが動画のタイトルに「ガーデニング日記」と入れていればそれが検索に出てきてしまいます。チャンネル名での絞り込み検索をしてくれたとしても、同じ名前のチャンネルがあれば、出来立てほやほやのチャンネルよりも歴が長く登録者の多いチャンネルのほうが優先されてしまいます。
つまり。
どうやっても目立てないのです。
なのでここはオシャレさを少しだけ犠牲にしてこうしてみましょう。
わん子のガーデニング日記
「名前+テーマがわかる言葉」にすることで、確実に検索した時の露出はアップします。わん子のガーデニング日記ではあまりにダサダサすぎますが、そこはあなたの腕の見せ所。オシャレで目立つチャンネル名を見つけて下さい。
海外にも対応させる
ここはオプション的なお話です。
日本国内だけをターゲットにする場合はここまで考える必要はありません。
けれど日本だけでなく、海外にまで目を向ければ潜在的視聴者数は圧倒的に多くなります。特にニッチなテーマを設定した場合などは、少しでも多くの人にリーチしたたほうが結果が出やすいので、可能であれば海外視聴者さんも視野にいれましょう。
その場合、すべてを英文表記にするか、あるいは和文英文を併記する形になります。

言語別にチャンネル名を変える方法もありますが、すべての言語を設定するのは大変すぎるのであまりオススメではありません。
すべて英文表記にしたほうがオシャレなのは間違いないのですが、パッと見た時に記憶に残るのはやはり日本語です。
なので私だったらこうします。
わん子のガーデニング日記/wanko
海外の方からしたら日本語の「わん子のガーデニング日記」の部分は意味不明でしょうが「wanko」はかろうじて記憶に残るはずです。アルファベットなので検索することも可能です。
印象に残るアイコンとヘッダー
アイコンは大事
チャンネル名の次に大切なのがアイコンです。
ついついおろそかにしてしまいがちなのですが、視聴者さんには案外とこのアイコンが印象に残っているようです。

実を言えば私自身も、ピンク色のハンドメイド作品の画像をそのままアイコンにするというかなりの手抜き状態でスタートしてしまいました。あとからちゃんとしたものに変えようと思っていたのですが
「ピンク色の人」で覚えてる
と視聴者さんに言われてしまい、そ、そうなのか……と変えるに変えられない状態が続いています。
気軽にアイコンを変えて楽しんでいるチャンネルもありますから、この辺は考え方次第なのですが、思ったより見られているということは覚えておいて損はありません。
ヘッダー(チャンネルアート)
チャンネルを開設すると、自分自身のチャンネルページが出来上がります。

ピンクの枠で囲った部分がヘッダー、YouTubeではチャンネルアートと呼ばれる部分です。
このチャンネルページまで見てくれる視聴者さんはあまり多くはないので、このヘッダーに関してはアイコンほどこだわらずに、余裕のある時に設定を行えば大丈夫です。
それでも全く見られないというわけではないので、最低限、何かあたりさわりのないもの(笑)を設定しておきましょう。
チャンネルのテーマに沿ったものならなお良しです。
まとめ:細かいところにまでこだわりを
チャネル名やアイコンにこだわったからといって、爆発的な効果はないかもしれませんが、長い目で見ればじわじわと確実に効いてくる大切なポイントです。
多少ダサくても大丈夫(それは私が実証済み)。チャンネルのテーマがしっかり伝わるかどうかを最優先して下さい。
あなたならきっと思いつくはずです(^^)