万年筆派にもおすすめ!フリクションボールは0.7ミリ ブルーブラックで決まり!

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万年筆派にもおすすめ!フリクションボール0.7ミリ ブルーブラックの書き心地

昔っから万年筆が好きだ。

私が小さい頃、たぶん小学校に入る前だったと思う。ある日、親戚のハトコのお姉さんが万年筆を買った。楽しそうに紙の上にペン先を走らせて

「このインクの感じがいいんだよね。ペン先がね、カリカリッて紙にひっかかるのも万年筆ならではなんだよ」

と言いながら、紙に文字を書いていた。

小学校入学前とはいえ、好奇心旺盛だったアタシはすでに簡単な漢字くらいは書けるようになっていたから、お姉さんが持っている万年筆とやらで文字を書いてみたくて仕方がなかった。

でも、まるで宝物のように万年筆を扱っているお姉さんを見ていたら、とてもじゃないけど「アタシも」なんて言い出せなくて、滑らかにインクの出て来るペン先をただひたすらに見つめていた。

そんなアタシの様子に気づいたのか、お姉さんがこう言った。

「貸してあげたいんだけど、子どもは使えないの」

「なんで?」

「万年筆は大人にならないと使えないんだ。子どもが使うと、ペン先が開いちゃうから」

ペン先が開いちゃう……。

その言葉の本当の意味はわからなかったけれど、子どもが使うと大変なことになっちゃうんだな、ということはうっすらと理解した。

大人になったら万年筆だ。

……そう思ったかどうかは記憶にない。

だけど、物心ついた頃から万年筆はアタシにとっては特別な筆記具で、だから社会人になって初めて自分へのご褒美に購入したのは、バッグでも洋服でもアクセサリーでもなくてモンブランの万年筆だった(予算不足で欲しかったモデルが買えなかったのが、実は今でも心残り)。

そんな万年筆大好き人間なのだが、実はもう長いこと万年筆を使っていない。

なぜか。

しばらく使わないとインクが蒸発してなくなってしまうから。蒸発するだけならするだけならいいけど、目詰まりしちゃうとメンテナンスが大変だから。

だったらもっと頻繁に万年筆を使えよ!

って話なのだが、なんせご覧の通りのネット社会だ。

キーボードを叩かないなんて日は(ほとんど)ないが、ペンを持たない日なんてのはいくらでもある。しかもたとえペンを持ったところで、たいていはちょっとしたメモ書き程度なので、わざわざ万年筆に登場願うまでもない。ボールペンがあれば十分だ。

万年筆、好きなんだけど、出番がないんだよなぁ。

そんなことをずっとずっと思っていて、そうして「もう万年筆を使うこともないかな」と思い始めた頃に

フリクションボール 0.7mm ブルーブラック

と出会った。

わかってる。ぜんぜん万年筆じゃあない。

でも、万年筆と同じくらい書いていて楽しいペンだったんだ。

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フリクションボール再び

何をいまさらのフリクションボール。「消えるボールペン」っていえば「あぁ、あれね」ってすぐにわかるくらいの超メジャー筆記具だ。

もちろん今までにも何度かフリクションボールを使ったことはある。ただその時は

「別にこれじゃなくてもいいかな」

くらいの感じだった。

そんなアタシがなぜにふたたびフリクションボールかといえば

10周年の感謝を込めて替芯1本プレゼント!!

のパッケージを見つけたから(笑)

「おぉ~。ちょうどボールペン買おうとしてたとこだし、ボールペンのかわりにフリクションボールでもいいかな」

ってわけで、わが家にやって来たのがフリクションボールノック ブルーブラック 0.7mm

以前使った0.5ミリの書き心地は可も無く不可も無くで個性に乏しく、細字の0.35ミリはあまりに繊細にすぎたので

だったら0.7ミリでどうよ!?

ってわけだ。

黒だと重すぎるような気がしたので、ブルーブラックを選んでみた。万年筆のインクには必ず選んでいた色だ。

インクの色が万年筆そっくり

あまり期待もせずに。でも、ブログのネタ帳を書くには消せるから便利かな?くらいに思っていたフリクションボール。

ところが。

使ってすぐに気づいた。

この文字の感じ、万年筆そっくりじゃん。

と。

0.7ミリの線幅なので、書いた時にそれなりにインクが出て来る。ドボドボッってほどではないけれど、書いた時に文字にうっすらとインクだまりのようなものができるのだ。

そのインクのたまった感じが、まるで万年筆で書いた文字そのもの。

しかもブルーブラックの色が、本当に万年筆のブルーブラックそっくりで「ボールペンでもこんな色のインクが作れるんだ」と軽い衝撃を受けたほど。

そんなこんなで、フリクションボールでしばらく紙に文字を書きつづっていたら、

本当に自分は万年筆が好きだったんだろうか?

と根本的な疑問が心の中にふつふつと湧いてきた。

小さな頃からあこがれた万年筆。社会人になってすぐに買った万年筆。いまだに大きな文具店へ行くと試し書きをしたくなってしまう万年筆……。

「だって万年筆って、それが万年筆っていう事実それだけで、ものすごく格好いいじゃん」

なぁんて思っていたはずなのに。

実はアタシが本当に求めていたのは

ブルーブラックのインクの色とインクだまりのある文字だった……ような気がしてきたのだ。

っていうか、たぶんこれだな、って今こうしてキーボードを叩きながら、その思いはほぼ確信に変わっている(笑)

もちろんアタシが考えた文章ではありません。年賀状の見本そのまんまです。

ボールペンにも以前からブルーとかブルーブラックの色はあった。でも、今まで使ってきたボールペンたちは、アタシが求めている色とは少し違った。

ブルーブラックと言うわりには青味が強すぎたり、いかにもボールペンって感じの濃淡のない文字しか書けなかったり。

だから、

万年筆しかないな。

って思っていた。ずっとずっと思っていた。

だけど、何の期待もせずに買ったフリクションボールに、アタシの追い求めていたものがあった!

まぁ、どれだけ真剣に追い求めていたのかはアタシにもよくわかんないけど、それでも文字を書いた瞬間に「これだ!」と思ったのは事実だ。

万年筆のようなカリカリと紙にひっかかるような感触はないのだけれども、なぜか万年筆を思わせる書き心地がある。

いや、書き心地はボールペンそのものなんだけど、ペン先から出て来るインクの色があまりにも万年筆っぽいから、知らないうちに万年筆を使っているような気分になって来るのだ。

とにかく

かなり良い

唯一の欠点をあげるとするならば、ホルダーのデザインが野暮ったいこと。さらに言うと、ノックタイプじゃなくて、キャップタイプのフリクションはもっとダサい。
(~_~;)

万年筆みたい♪

と思って文字を書いていても、ホルダーに目をやった瞬間に現実に引き戻されてしまうのはいかがなものか? ってわけで探してみると。

▼ あった

ホルダーの色はシャンパンゴールド、シルバー、ブラック、ブルー、ボルドー、ライトグリーンの6色展開。

ただこれだとインクが0.5ミリ黒になってしまうので、別途ブルーブラック0.7ミリの替え芯を買って、入れ替えなくちゃいけない。

それでなくてもインクの減りが早いフリクションボール。0.7ミリともなれば尚更なので、最初から替え芯10本セットを買うってのもありかもしれない。

まとめ

水性、油性にゲルインク。大きな文具店へ行くと、びっくりするほどたくさんのボールペンが並んでいる。

そんな中からいくつものボールペンを試して来たけれど、ここ最近にないくらいに気に入ったのがフリクションボール0.7ミリ ブルーブラックだった。

  • フリクションボール
  • ブルーブラックのインク色
  • 0.7ミリの文字の太さ

この3つが重なったからこその書き味だと考えると、ひっとしてこれは奇跡のコラボだったんじゃないかと思えてしまうほどだ。

ホント、いい買い物をした(しみじみ)。

万年筆のように高いものではないので、もしも気になった方はぜひ気軽に試してみて下さいまし。

以上、フリクションボール0.7ミリ ブルーブラックのご紹介でした。

ではでは。

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