スマートスピーカー普及の鍵はIT嫌いの主婦にあり!?

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スマートスピーカー普及の鍵はIT嫌いの主婦にあり!?

趣味の習い事をしている。

同じくらいの年代の女性ばかり数人と話をしていた時のこと。ひとりが

「Siriってすっごく便利だよね」

と話をふって、そこから音声検索の話題になった。

2020年(すぐそこだ!)には、全検索の30~50パーセントが音声検索になるという調査結果も出ているくらいだから、身近に音声検索をする人がいても何の不思議もないのかもしれない。

だけど、正直言うと、アタシはこの時ものすごく驚いた。

だって

音声検索って、スマホを使い倒しているような人が利用する機能だとばかり思っていたから。

習い事に参加している皆さんは、どちらかといえばITからは遠い距離にいる。年齢的なものもあるし、興味の対象がネットやITの方向を向いていないってこともあると思う。

ネットとの関わり方で言えば

「ブログとTwitterは知っているけど、Pinterestって何?」

くらいの感じだ。

アタシは見ての通りのネット大好き人間で、パソコンやネットの話なら1時間でも2時間でもできちゃうくらいなのだけれども、習い事に参加している時はネット関連の話題にはあまり触れないようにしていた。

でもSiriの話が出て来た時には「触れないように」するどころか、触れることすらできなくて思いっきり聞き役に回ってしまった。

なにしろ、Siriなんて数回しか使ったことがなくて

「いらないな」

とすぐに決めつけてしまっていたから

「すっごく便利」

と聞いて、

「えっ、Siriってそんなことになっていたの?」

と完全に置いてけぼり状態になってしまったのだ。

しかも、アタシともうひとりの人以外は、

「そうそう、あれってものすごく便利だよね」

って激しく同意しているじゃあないか。

え~っ、ネットは苦手。スマホは目が疲れるって言ってなかったっけ!?

「オッケー、グーグル」も「ハイ、シリ」も言って来なかったアタシは、ただただみんなの話を聞いて、音声検索はここまで身近になっていたんだ、と改めて認識。

アタシなんて調べるのがクセにみたいになっちゃっているから、音声検索で出て来るであろう一般的な答えや検索結果には満足できなくて、結局は自力であっちこっちにアクセスしてしまう。

だから、音声検索に頼るよりも、最初っから自分で探してしまうほうが効率良く感じてしまっていた。

だけど、ネットの時間を少しでも短くしたい、文字入力なんて疲れるだけと思っている人にとっては、音声検索はこの上もなく便利な機能だったみたいだ。

天気予報にしたって、お天気アプリをダウンロードしてホーム画面に貼り付けておけばすぐにチェックできるのだけれども、アプリをダウンロードするのも面倒だと感じている人にとっては「ハイ、シリ。今日の天気は?」って聞くほうがずっと楽だ。

なるほど、なるほど。

そうやって考えていくと、パソコンを使うこと自体が好き(アタシだ!)なのではなくて、生活が便利になるなら特にこだわりはないよねって人にとっては、音声検索というのは手っ取り早くスマホを使う手段でもあるわけだ。

「『近くのコンビニは?』って聞くと、本当に欲しい情報を見つけてくれるよね」

なおも続くシリ談義をぼんやりと聞きながら、アタシはふと思い立って尋ねてみた。

「スマートスピーカーって知ってる? 音声認識でいろいろとやってくれるスピーカー。日本でもやっと販売が始まったところなんだけど……」

実は、ちょっと恐る恐る聞いてみた。

せっかくの話の腰を折ってしまっては申し訳ないし、スマートスピーカー(AIスピーカー)なんて一部のガジェット好きしか知らないんじゃないかな、って思いもあった。

だけど、音声検索を便利に使っているならば、きっとスマートスピーカーに興味はあるだろうし、だからひょっとしてしょっとしたら?

と思ったら。

はい、知ってました~!

「あるよね、スピーカーに話しかけると色々やってくれるヤツでしょ。音楽も聴けるらしいし、便利そうだよね」

うれしそうに語る趣味仲間を見ていたら、なんだかアタシもうれしくなって

「そうそうそれそれ!気になってるんだよねぇ。欲しいけど、なくても生活できるものだから、迷うよね」

「高いの?」

「いろいろ出てるけど、アマゾンのスマートスピーカーだったら、そんなにしないかな」

などと、今度はスマートスピーカー談義。

そうして、最後に「どんどん便利になるよねぇ」で会話はしめくくられた。

スマートスピーカーって言葉自体はどれだけ浸透しているかはわからないけれど、音楽が聴けて、音声認識ができて、でもって電気やテレビのスイッチを着けたり消したりしてくれるスピーカーってことでなら、実はかなり多くの人が知っているのかもしれない。

新しいガジェットは、どうしてもスタイリッシュでおしゃれな方向へ、宣伝媒体も若い男性が好みそうな雑誌が中心になってしまいがちだけれど、ことスマートスピーカーに関しては、潜在的な利用者は案外とITから遠いところにいるのかもしれない。

近頃はフルタイムで働き続ける女性も増えたが、それでも家にいる時間が長いのは圧倒的に女性のほうだろうし、さらには若い女性よりも、中高年の女性のほうが在宅時間は長いだろう。

そんなことを考えると。

TOKIOの城島茂さんが出ているLINEのAIスピーカー「Clova WAVE」のCMは、ガジェット好きじゃない層へ向けてアプローチしてたんだな、なんてのが見えて来る。


はじめてのClova WAVE 城島(家族LINE・音楽)篇_30秒 – YouTube

でもね、ここが中高年の微妙なところなんだけど。

「難しいのは嫌、簡単じゃなくちゃ」

って思っているくせに

「ほら、これなら中高年でも楽々でしょ♪」

って言われると、思いっきり拒絶反応を起こしてしまうんだよね(笑)

簡単で使いやすくて、だけど若い人も使っているようなオシャレでスタイリッシュなモノ。

そんなのって難しいよね。

難しいけど、頑張って下さい、企業さん。

というわけで。

簡単操作をアピールしつつ、オシャレな生活もイメージさせちゃうGoogle HomeのCMがこちら。


Google Home:使い方 いろいろ聞こう 篇 – YouTube

毎日の生活がこんなに変わっちゃうよアピールしているのはAmazon Echo。こちらはCMではなくて(たぶん)プロモーション用に撮影した動画。英語です。


Amazon Echo – Now Available – YouTube

ふむふむ。

アタシらおばさんにアピールするのは、どの路線かな。

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