年間3900円(税込)でこんなに使えていいんですか?
思わずそう聞いてしまいたくなるAmazon.co.jpのプライム会員。すでに十分すぎるほどの特典が用意されているのだけれども、今回さらにPrime Reading(プライム・リーディング)の名前で、電子書籍が読み放題になるサービスが追加された。
Prime Reading(プライム・リーディング)
プライム会員なら電子書籍読み放題のPrime Reading。
「読み放題」って言葉だけ聞くと「えっ、Amazon.co.jp取り扱いの電子書籍全部?」って思いたくもなるのだが(アタシだけ?)もちろんそんなことはない。
読み放題となるのは、あぐまでもPrime Reading用にチョイスされた本・マンガ・雑誌だけだ。その数、2017年10月7日の段階で896冊。
これを多いとみるか、少ないとみるかは微妙なところだけれども、肝心なのは自分の読みたい書籍がここに含まれているかどうかだろう。
というわけで早速「Prime Reading 一覧」で確認してみると……。
雑誌
対象となっている雑誌は
たぶんこれで全部。
個人的にはDIME、Ku:nelあたりが気になるところ。
コミック
対象コミックは192冊。
マンガはほとんど読まないので「おぉ、この作品が!」みたいなのがさっぱりわからないので、申しわけないんですけど、もしも興味があるようでしたら、リンク張っときますので、チェックよろしくです。
書籍
ちょっと読んでみたいかも、と思ったのは以下。
- 夜の写本師/乾石智子
- 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ/大崎梢
- 体育館の殺人/青崎有吾
- 仕事は楽しいかね?/デイル・ドーテン
- みんなの作りおき日記 週末ひと手間、平日らくらく。/SE編集部
気になる本がちらほらあるので、これがプライム会員の特典として実質無料で読めるのはうれしいところ。
ただ、Prime Readingを目当てに新たにプライム会員になるには「896冊は少ないよね(^^;)」って感じではある。
これからどれだけ対象書籍が増えるのか、はたまたこのまま増えないのか、今後の動きが気になるところだ。
Prime Reading と Kindle Unlimitedの違い
Prime Readingの先輩格にあたるサービスにKindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)がある。
どちらもざっくり言えば「Kindle書籍が読み放題」のサービスなので、何がどう違うんだ?ということになるが、サービスの規模と価格がだいぶ違う。
- Prime Reading
◆価格:プライム会員なら実質無料
◆対象書籍:数百冊 - Kindle Unlimited
◆価格:月額980円
◆対象書籍:和書12万冊、洋書120万冊以上
Prime Reading対象の数百冊(現時点では896冊)すべてが自分の読みたい本だったなら、こんなに素晴らしいサービスはないと思うのだけれども、さすがにそれは無理な話。
となると、Prime Readingを目的としてプライム会員になる人はほとんどいないと思われるので、すでにプライム会員(3900円(年額)/400円(月額))になっている人が
ん、新しいサービス? 書籍が数百冊読めるんだ、ラッキー!
と思う程度だろう。
でも、生粋の読書家にとって、数百冊はやっぱり少ないよね、ってことになると、ここでKindle Unlimitdが選択肢にのぼってくる。
Kindle Unlimitd(キンドル・アンリミテッド)……、いかにも強そうな名前でいいねぇ(笑)
という話はさておき、こちらになると書籍の選択肢は格段に広がるものの、価格が月額980円になってしまう。1年間使い続けると
980円 × 12ヶ月 = 11760円
音楽聴き放題のPrime Music、映画・ドラマ見放題のプライム・ビデオ、容量無制限フォトストレージのPrime Photosに送料無料、お急ぎ便無料、会員限定タイムセール……とサービスてんこ盛りのプライム会員が年額3900円であることを考えると、Kindle Unlimitedに登録するには、それなりの覚悟(?)が必要ではある。
それでも、Kindle Unlimitedは電子書籍のヘビーユーザー向けのサービス。Prime ReadingはKindle Unlimitedに向けてのお試しサービス的位置づけと考えれば、自分にどちらが合っているのか多少は決めやすくなる……かな?
まとめ
Amazon.co.jpを利用するなら、プライム会員になったほうがいいよ。
もう、結論はこれでいいんじゃないの?
ヽ(゚◇゚ )ノ
注文した商品が翌日に届く(対象外あり)安心感は、実際に使ってみると病みつきになる心地良さだし、ブログを書く時にはプライム・ミュージック、テレビがつまらない時にはプライム・ビデオの流れは、もはやルーティーンの域。
年間3900円で何の不満もないのだけれども、ここまでプライムに支配された生活をしていると、大幅な値上げがあったらどうしようと、それだけが不安。Amazon.co.jpの思うつぼである。
そんなわけで、Amazon.co.jp依存の生活は嫌だよん、って人にはオススメしないけれど、それ以外の人には自信を思ってオススメしちゃうAmazon.co.jpのプライム会員。
今回新たにPrime Readingのサービスが加わったことで、加入を考え中の皆様、いかがでしょうか(笑)
以上、Amazonプライムの電子書籍読み放題Prime Readingのご紹介でした。
ではでは。