
写真はイメージです。家のネコは灰色♪
家で飼っている灰色のネコ様。
わが家へやって来て以来、一度たりともトイレ以外でウンチやオシッコをしたことのないお利口さんだった。
だった……、過去形。
そう、そのお利口さんが、とんでもないところでウンチをしてくれちゃったのだ。
うっかりリビングから閉め出し
リビングのすみっこに置いてあるネコのトイレ。
ネコ様はトイレがしたくなると、どこからともなくあらわれてそのトイレで用を足していた。
だから、たぶん、その時もリビングに来ようと思っていたんだと思う。
ところが。
うっかりリビングのドアを閉めてしまったのだ。1時間ほどのことだったのが、その間、ネコ様はリビングに入ることができなかった。
ドアの外で鳴いたり、ドアをカリカリひっかいたりと、何らかのアピールをしてくれればいいものを、何事につけ控えめなネコ様はまったくもってその存在を主張することがなかった。
うわっ、閉め出しちゃってるよ!
気づいてドアを開けると、ネコ様はそしらぬ顔でリビングに入ってきた。アタシらも何も気づかなかった。寝る前に歯を磨こうと洗面所に行くまでは。
最初に気づいたのは子太郎だった。
「うわっ、何だこれ!」
洗面所から大声。
どうした!?
かけつけると、洗面ボールの中に茶色い「ヤツ」が転がっていた。
そ、そうか、1時間もトイレに行かれなかったんだから、しょうがないよね。逆に、廊下とかでされなくて良かったよ。ここなら水を流すだけだし。
トイレットペーバーで「ヤツ」をつかんでトイレに捨てた後、洗面ボールの中を念入りにゴシゴシと洗った。
それで済んだと思っていた。
甘かった。
ネコ様、味をしめる
済んだと思ったのは人間側の勝手な思い込みで、ネコ様にしてみれば
「しめた!」
と思ったのだろう。
その日から、ちょいちょい洗面台で「ヤツ」をするようになった。
毎日ではない。
毎日だったらさすにアタシもキレるところなのだが、1週間に1回程度のゆるい周期でやらかすのだ。
頭脳犯め。これでは警戒のしようがないじゃないか。
心の中で毒づきながらも、ネコ様の愛らしさについつい許してしまう。
そんなこんなのここ1ヶ月。
強烈な悪臭
「ヤツ」が洗面台に転がっていた時には。
トイレットペーパーを上からたっぷりかけて、そのまま素手でつかみ取る。
ほんのり温かい。
Σ( ̄ε ̄;|||・・・
で、その後に洗面台の中を水をジャージャー流しながら、掃除用のブラシでゴシゴシとこするのだが。これが思いのほか臭いのだ。
「ヤツ」はすでにとりのぞかれていて、そこにあるのはほんのわずかな「ヤツ」の形跡。それなのに、洗面台からあふれでる強烈な悪臭ときたらもう、ティッシュで「ヤツ」をつかむことよりもはるかに辛い。
お下品だけど。
オェッ!!
ってなるんだ、本当に。
ネコ様の排泄物って、こんなに臭かったっけ?
考えてみても、そこまで悩まされた記憶がない。
そして、気づいた。
そういえば猫砂の袋に「消臭」の2文字が書かれていたな、ってことに。
猫砂は偉大
排泄物は臭う。
だからたいていの猫砂は、消臭効果をうたっている。
「脱臭」「消臭」「香る消臭」「香りで消臭」「ニオイをとる」……、表現こそ多少は違うものの、まあ、言っていることはみな同じだ。
でも、これらの砂を使っていて思ったことはないだろうか。
「消臭効果あるって言ってたのに、やっぱり臭いじゃん」って。
そう、確かに臭うのだ。完全無臭になるなんてことはなくて、どうしても怪しい臭いがふわっと漂って来る。
だから消臭効果なんてものには最初っからほとんど期待していなくって、アタシが猫砂に求めるのは以下のようなものだった。
- 砂が飛び散らない
- きちんと固まる
- トイレに流せる
- 安心・安全
もちろんネコ様が嫌がらないのが大前提。それを踏まえた上で今もなお愛用しているのが「トフカスタブ」だ。
値段が少しばかり高いのがネックなのだが、それ以外は満足して使っている。臭いに関しては「こんなもんでしょ」と諦めていた。
ところが、今回の洗面台騒動だ。
あの悪臭を経験してアタシはようやっと悟ったのだ。
トフカスタブの消臭力、すげーっ!
ってことに。
猫砂に「ヤツ」が転がっているのを見つけると、スコップですくってトイレに流している。その時に「オエッ!」となったことなんて1度もなかった。
それが普通のことなのだとばかり思っていたが、どうやらトフカスタブはかなり強力な消臭効果を発揮して「ヤツ」の威力を無効化していたらしい。
疑ってごめんよ。信じなくて悪かった。
今となってはそんな気分だ。
こんなお下品な記事を書くのもどうかと思ったけれど「ヤツ」の真の力を知らないままに
「猫砂だめじゃん。ぜんぜん消臭してくれないじゃん」
と思っている人(以前のアタシだ!)もそれなりにいるような気がして「そんなことないよ、頑張ってるよ♪」を伝えたくって、とりあえずこうして記事にしてみた。
たかが猫砂、されど猫砂。
いなくなって初めてわかる本当の実力。過ぎ去って初めてわかる青春の素晴らしいさ。あぁ。
って何言ってんだかわからなくなってきたけど(笑)
何も知らないままに批判だけしちゃダメなのね、と猫砂を通して学んだのでありました。今度から一粒たりとも無駄にしないようにしようっと。
以上、ネコが粗相をしてわかった「おから猫砂(トフカスタブ)」のものすごい消臭力のご紹介でした。
ではでは。